👩「あら?営業の伊藤君。どうしたの?浮かない顔して」
👨「あ、長期空室対策チームのみどりさん。実は昨日のご案内でショックなことがあったんですよ。あまりに衝撃的で・・・」
👩「ショック?」
👨「実は兼ねてから空室の家田オーナーの物件なんですが、ご案内に行ったんです。そうしたら、お部屋に大量の虫の死骸が・・・」
👩「え?死骸!?」
👨「そうなんです。お風呂場の湯舟の中とか、窓の周辺とか、砂のように死んでいて、学生の女の子だったんですけど、室内に入った途端、黙っちゃって・・・」
👩「そっか~。それはきついわね。聞くだけ、野暮だけど、そのご案内は?」
👨「勿論、決まるわけないですよ。家田オーナーの所、早く満室にして安心させてあげたいのに、あれじゃなあ」
【目次】
ご案内で決まらないお部屋の特徴
👨「大体、決まりづらいお部屋って共通点があるような気がするんですよね。」
👩「私も長期空室の相談を良く受けるから、よ~く分かるわ!」
【長期空室が改善しないお部屋の特徴】
・排水の水が干上がった為、下水の異臭が充満している。
・カビ臭い。
・虫の死骸が落ちている、又はお部屋や水回りに散らばっている。
・玄関にクモの巣があり、入室できない。
・換気をしなかった為、建具や畳がカビている。
・雨戸などの立て付けがいつの間にか悪くなって、開かなくなっている
・通電されていないので、暗闇での内覧
👨「まさに、これです!でも、リフォーム後の確認と空室の状態チェックって、誰の仕事なんですか?」
👩「いい質問ね!伊藤君」
空室期間のお部屋のチェック、
リフォーム完了確認するのは誰の仕事?
👩「管理会社?仲介業者?それは実はねオーナー様なのよ。」
👨「確かに、僕たちが承っているのは、家賃管理、建物管理、募集管理、リフォームと言
っても、完了するまでですよね。」
👩「そうなの。管理会社が発注したリフォームは、もちろん会社が確認はしているでしょ
う。でも、発注したオーナー様ご自身が発注通りに施工されているか、きちんと確認し
ていただかなくては。例えば、高価な商品を注文した時、このお店は安心だからって、
中身を見ないままでいるかしら?」
👨「いや、必ず確認しますね。」
👩「そうでしょう?お部屋はオーナー様の大切な財産です。
リフォームが終わったら、オーナー様ご自身に確認していただく必要があるわ。」
👨「ちなみに空室期間のお部屋の状態チェックもオーナー様のお仕事なんですか?」
👩「そうね。退去リフォームを業者に出しても、施工が終われば後はオーナー様にバトン
タッチ。もしも、空室期間に定期的にお部屋を綺麗にしてほしいのであれば、軽清掃や
定期清掃サービスを契約しなければいけないわね。」
👨「オーナー様って、不労所得で楽して暮らせるってイメージがありましたけど、
実は賃貸経営者なんですね。」
👩「また、いいこと言ったわね。伊藤君!
オーナー様は賃貸不動産の経営者なのよ」
👨「僕、また褒められました?(照)」
👩「照れている場合じゃないわ!伊藤君。そんな、賃貸経営者であるオーナー様に
私たちがさせていただけることは、なんだと思う?」
👨「客付けです!」
👩「そうね。でも、それは当然のこと。
私たちが常に現場で感じたことをオーナー様にご報告し、お知らせして差し上げるこ
と。オーナー様の経営判断の材料を現場からも提供するということね。」
👨「現場で感じていること・・・ですか?」
リフォーム後最後にお部屋をご覧になったのはいつですか?
👩「気温の高い時期が続いた後は、内覧時に排水溝の水が干上がり臭いが出ていた、
梅雨の後は畳や押入れの中、建具、窓枠はカビていて決まらなかった
その為に、オーナー様に定期的にお部屋を確認していただいたほうが良いということ。
真夏のご案内にはエアコンを入れないと内覧時間が短くなってしまうし、夕方のご案内
に通電がないと真っ暗で内覧にならないので通電のお手配が必要とか。 」
👨「そうか!」
👩「特に女性が住みたいと思わないということは、すでにそのお部屋は半分以上のお客様
のお部屋探しから外されてしまっているということなのよ。場合によってはオーナー様
が、”お部屋の状態が変わっていくということ”や”お部屋の確認が必要”だということを
ご存じない場合も少なくないのよ。」
👨「オーナー様がご存じなかった場合に長期空室になってしまったら、賃貸経営に致命的
なダメージがありますね。」
👩「じゃあ、伊藤君。こんなところで愚痴ってないで、あなたがすることは?」
👨「家田オーナーの所に行って参りま~す!」
埼玉県の賃貸経営オーナー様へへ
長期空室対策チームこと、プチ・リモデリングプロジェクトのみどりです。
実はこの内容は、本当によくあるご案内時の出来事です。
もしかして、「うちは管理を頼んでいるから、関係ない」なんて思っていませんか?
本当にそうでしょうか?
よかったら、お持ちの賃貸管理契約書の契約内容を再確認してみてくださいね。
任せきりでいいと思っていたのに、契約内容を勘違いしていてお部屋がほったらかし、更には長期空室になっていたら、とても悲しいことですよね。
もし、空室でお困りでしたら、まずは内覧者の目線でお部屋をご覧になられてはいかがでしょうか。そして、その足で懇意にしている不動産会社に寄ってみてください。何かオーナー様の参考になる情報があるかもしれません。
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