【賃貸入居中】単身入居者の受入れガイド~入居者の安否確認に関わる異変に対応するためには?~
更新日:6月20日

月々の家賃支払いは振り込みや引き落とし、隣人との関係も希薄になり、
近年はどんなお隣さんで、どんなサイクルで生活している借主さんなのか大家さんが把握できていないことが珍しくない時代となった。
以前の日本では賃貸=持ち家を買うまでの仮住まいという位置に賃貸市場はあったが、
ライフスタイルの多様化と低所得者の増加、借主も複数回の更新を経て入居期間が長くなると年齢層も高くなってくる。
ここでは、もしもの時に「入居者の安否確認」が取りにくくなってしまった場合に、借主の異変に気づくための関わり方や工夫を紹介していきたい。
【目次】
単身入居者と関わりをもつ工夫を
・生活パターンを事前にヒアリングする
(かかりつけ医や大まかな外出帰宅時間など…)
・家賃徴収を現金支払いにして月に1度顔を合わせる
もしもの時の対応方法(チェック)を事前に知っておこう
【異変に気付くチェック】
・24時間電灯が消灯されない、または点灯されない
・24時間カーテン、雨戸の開閉がない
・郵便受けに郵便物が溜まっている
・水道メーターに12時間変化がない 等
【異変があると感じた時の安否確認チェック方法】
・隣室や同階、上下階への状況の確認、ヒアリング
・連帯保証人、友人知人に電話で確認
・本人、職場に電話連絡をとる
まとめ
借主の異変にいち早く気が付くことで、人命救出も然り大切な大家様の資産である物件を守る観点からも単身入居者との関わり方を見直す必要があります。
部屋を貸す側の大家さんと比べて、入居を希望する要配慮者は非常に弱い立場であり、入居に必要な情報だと聞かれれば、言い難いことや言いたくない事でも告げなくては成らない為に十分な配慮が必要です。
参考:大家さんのための単身入居者の受け入れガイド(国土交通省)